令和3年度 地域医療研修の感想
研修期間:2022.01

私は1月10日〜28日までの3週間、京都桂病院より丹後中央病院に地域研修として赴任させていただきました。私は消化器内科志望として、消化器内科をローテーションさせていただきました、初めて桂病院以外での先生方の内視鏡手技を拝見し、とても新鮮でした。内視鏡手技は胃カメラや大腸カメラ、EUS、ERCP、バルーン拡張術など非常に幅広い手技を見学させていただき、また手技のお手伝いも多くさせていただきました。お手伝いの際には先生の横に立ち、内視鏡診断の入力をさせていただいていました。内視鏡診断は未熟もいいところでしたが、自分なりに考えた診断と先生の診断が異なっていた時にもその場で先生が教えてくださいました。その場で自分の考え方を修正することができたため、非常に勉強になりました。
特に、食道内への挿管や胃内の観察法など細やかな技術でもしっかりとした知識と経験があって行われているということを教えていただくことができました。最終週には何回か実際に内視鏡検査をさせていただくこともあり、いかに先生たちがされている手技が難しく、考えながら行うことの大切さがわかり、検査手順の一つ一つを熟達していこうという意気込みになりました。専攻医として消化器内科医になるにあたって重要なことを多く学ばせていただいた研修でした。
また、濱田先生の外来見学もさせていただきました。一般内科としての診療をしつつ、専門的な領域においては丹後中央病院内での連携を即座にとることができるという体制が確立されており、地域密着型の病院ということを強く感じられました。入院中の患者さんも担当させていただきましたが、循環器内科への相談などもとてもスムーズに話が進んでおり、病院全体での一体感があると思いました。
消化器内科の先生以外にも多くの先生方が声をかけてくださり、また、職員の方全員が挨拶を返してくださるとても温かみのある病院でした。先生方のみならず、看護師さんたちや技師の方々など、多くの方に支えていただき非常に有意義な研修期間を過ごさせていただきました。今後も現場でお会いする機会があれば非常に喜ばしく思います。
この度は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
                            (京都桂病院より地域研修)