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事例検討会・研修会

平成29年8月18日(金)に行った『「食べる」を支える』に対する質問を、
講師の辻 氏に回答していただきましたので、ひとつの意見として、ご参考にしてください。

Q. 高カロリーのもの、エンシェア、量が多すぎたり甘すぎて嫌いな人がいる
A. 甘くない栄養剤もあります。コーンスープ味、など

Q. 誤嚥性肺炎を繰り返しているも本人のこだわり強く、トロミをつけたものを摂取しようとされない
A. トロミを付けた食事だけがトロミはないですが、嚥下困難な方も摂取可能かもしれないくソフト食のようなものは試してみてはいかがですか。

Q. 食べたくない方への介助
A. なぜ食べたくなくいのか?疾患のためなのか?年齢のためなのか?まずは検討してみてはいかがでしょうか。

Q. 利用者ひとりひとりに合わせた介助ができない
A. 人数的なものでしょうか?まずはスタンダードな介助方法を皆さんがみにつけることをお勧めします。

Q. 食事介助をあまりしない方に意見を言っても聞いてもらえない
A. 一人ではなかなか分かってもらえることは困難かも知れません。職場の仲間で方向性を検討しで相談されていかがでしょうか。

Q. キザミ食を食べておられる方で上にトロミをつけているのですが、どうなのか、意味があるのかなど思っています
A. 一応、今は嚥下食の分類では最近きざみトロミは良くないとの意見もありますが、まだまだきざみトロミは使用されています。その代わりにソフト食のようなものもありますので検討ください。

Q. 認知で嚥下を忘れた患者さまへの食介の仕方
A. 自身で食べることすらも忘れておられますか?介助で口には運ぶと思い出したりされる場合もあります。

Q. よくむせる人に食べさせるとき
A. 姿勢などのポジショニングと一回量はどうですか?食べた後の口腔ケアも大切です。

Q. 誤嚥性肺炎の方が多いこと
A. 誤嚥性肺炎も食べたものだけで発症するわけではないです。肺炎=誤嚥ではないです。食後すぐに横になると誤嚥性肺炎になりやすいです。食後30分から1時間は座っていましょう。

Q. 認知症の方で食べ方がわからない。食べ方が変わり全てを混ぜてしまうなど対応に困る
A. 認知症の種類は?混ぜてでも食べられるならそれもそれで丼にしたり、混ぜご飯で摂取していただくことも必要かと。器がたくさんあると食べられないこともありますし、1つづお皿を出すことも認知症の方の場合は必要だったりします。またお皿の模様が虫に見えたりして食事が進まないこともあります。

Q. 口にもったままなかなか飲み込まない方
A. 口腔内はどうですか?認知のためなのか?精査が必要かと思われます。

Q. 家庭料理でもできる嚥下食への工夫が難しい
A. また実習等企画するので参加して下さい

Q. 一人で食べれていたのに日にちが経つにつれて食べれなくなり食介が必要
A. 訓練で改善可能であれば、嚥下訓練要。スプーンも様々ありますし、重たいものがもてなくなることも、軽いスプーンや麻痺がある場合は、スプーンの先が曲がったタイプなど嚥下用のもの検討もいかがでしょうか。

Q. テーブルの高さの調整が合わない。一番低くしても肘とテーブルの位置があっていない
A. 車いすで摂取されているのであれば車いす用のオーバーテーブルの使用も検討されてはいかがでしょうか。また椅子であれば椅子の高さを変えてみたりクッションをしいて高さを変えてはいかがでしょうか。

Q. STさんからはトロミ付で、、、と聞いてはいるが患者さん本人が嫌がる
A. トロミの種類でも触感が違います?ムース食(ソフト食)の使用の検討はいかがでしょうか。

Q. 食事量の減少者への対応
A. 補食でゼリーやムースもあります。また食事量が増やせない場合は、タンパクの粉やエネルギーアップの素を料理に添加して1つの料理のエネルギーやたんぱく質量をアップすることもできます。

Q. 食事の仕方(介助)が難しい事例
A. 嚥下の実習も企画したいですね

Q. 当施設では管理栄養士がいません。食札など全て介護職でしています。とろみの強さが個人でばらつきがある
A. 今、基準が3種類。まずは施設で一覧表を作ってみてはいかがでしょうか。

Q. 咽せ、嚥下の取り組み
A. 食べる姿勢や嚥下体操などの訓練や、提供する料理の統一をされてみてはいかがでしょうか。施設としての取り組みが必要になってくると思います。

Q. 認知症の方で目が見えなくなって介助をするがその日によって、にがい、味が薄いとか色々言われ無理に口に入れようとすると怒鳴り声をあげられなかなか介助ができない
A. 目が見えない場合、お粥などはお茶碗が白いと料理が見えないこともあります。色付きの食器の使用なども検討されてもいいかもしれません。また食べる前に嚥下体操や口腔ケアをして食べる口を作っていますか?

Q. 周りが気になって食事に集中されないご利用者さんはどのように声かけをしたら良いか
A. 個室や横が見えないようにできませんか?やはりそういう方もいらっしゃいます。食事に集中できる環境づくりが大切です。

Q. 時間が気になってついつい介助してしまう。
A. 1回量を減らしたらどうでしょうか

Q. 自分で食べられるのが待てない
A. 待てないとは?食べてしまってはいけない理由はありますか?早食いされて誤嚥などされてしまうということでしょうか?1皿づつ喫食者の前に出したりすることはできますか?また見守りが必要であれば、その時まで食事を目の前に置かないようしてみてはいかがでしょう。

Q. 意欲はあるが飲み込めない方がいる
A. それは疾患によるものでしょうか?嚥下力が落ちている?嚥下訓練されてみてはいかがですか。

Q. 少しの咽せや口が開かないなどで食事を中止される方がいる
A. 食べる前に口腔ケアや、口が開かない場合も口腔ケアをはじめにしてあげたり、小さめのスプーンで介助したり、また病院では、シリンジで口腔内に食事をいれたり施設から来られた方でらくらくゴックンをつかっておられることもありました。

Q. トロミ水の統一
A. 学会分類2013 (とろみ)早見表があります、参考にしてください。

Q. ミキサー食なんですがうどん(ミキサー)のときにむせる
A. うどんはどうやって提供されていますか?うどんの中に何かトロミ剤や固化剤はいれたり、うどんのダシもトロミ剤(固化剤)を入れてみてはいかがでしょうか。

Q. 食介時の咽せが多いが「むせやすいから」を職場での改善の傾向がない
A. ムセが多いのは、介助だけですか?姿勢なども関係します。また食べる前に唾液を出すなど、食べる口を整えてみてはいかがでしょう。

Q. 障害者施設ですが高齢の介護の方があり、ムース食の対応ですが手作りのものから、カロリー的なことや本人の食欲などから市販のものに変更しました。体重としては維持され食べることに問題はありませんが、アルブミンの減少やHb低下が見られます。不足をゼリーなどで摂るしかないかと考えています。高齢者の施設ではないのでそのあたりの経験がなく手探りの状態です。小食・おやつ等考えたいです。
A. 頑張ってください。協力できることがあればまたご連絡ください。

Q. 形のある、ペースト食が色々提供できたら楽しいだろうと思う
A. ソフト食のことですかね

Q. 人材が足りない
A. 施設との相談?どこも少ないですが。。。介助も時間をずらしたりできませんか?出来ることから始めましょう!少ない人数でも何かできることはあるはずです。1つづつ改善していきましょう。
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