Anesthesiology
麻酔科のご案内
医療機関受診する患者さんの最も多い主訴は「痛み」と言われています。
痛みは、身体に生じた異常事態を知らせる警告反応として大切な役割を持っている、一方で生体にとっては大きな苦痛となるということです。
急性痛に分類される痛み（代表的な急性痛は外傷や手術直後の痛み）は原因となる病態の改善とともに軽減消失します。しかし、不思議なことに、警告の役割を終えた痛みがいろいろな理由で長く存在することがあります。長く続く痛みは、やがて更に新しい種類の痛みが加わり、病気の部位の器質的異常や機能低下だけの問題だけでなく身体的・精神的・社会的要因が複雑に関与し始め、それらがまた痛みを増強して、私たちの生活の質を低下させることになります。
この状況は、（急性痛に対して）慢性痛と言われる状態です。
急性痛に対しては多くの鎮痛薬がありペインクリニック以外の診療科でも対応可能なことが多いです。急性痛は他科に任せ、ペインクリニックでは慢性痛に陥り他科ではどうにもならない状況の患者さんを扱います。
症状や身体所見から痛み原因を診断し、薬物療法だけでなく神経ブロック始めとする各種の治療法を駆使して痛みをコントロール（残念ながら完全に消失させるのは困難なことが多いです）します。
特に我々が得意とする神経ブロック治療では、痛みがあると考えられる神経、もしくは神経の近くに局所麻酔薬を入れることで、末梢神経に麻酔を行います。そうすることで痛みの信号を頭まで伝わるのを一時的にブロック（遮断）することで、痛みを感じにくくします。（局所麻酔薬による鎮痛ですので効果は一時的ですが）一度、痛みを感じにくくすると、局所麻酔薬の効果がなくなった後も、その痛みが軽くなることがあり、これを繰り返すことで痛みの軽減を図ります。
対象疾患は？
上記理由から痛みを伴うすべての疾患ということになりますが、特に痛み外来特有の治療を行えるのは、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、五十肩、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、特発性肋間神経痛、ガン性疼痛、などがあります。
施設認定
- 日本麻酔科学会麻酔科認定病院
- 日本ペインクリニック専門医指定研修施設
麻酔科（ペインクリニック痛み外来） 外来担当医表
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土(第2.4週) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 大橋 | 川﨑 【予約制】 | ||||
| 午後 | 川﨑 【予約制】 |
受付された方は、必ず受付終了時間までに、診療科待合でお待ちください。
医師紹介
日本麻酔学会認定 指導医、機構認定麻酔科専門医
日本ペインクリニック学会認定 ペインクリニック専門医
医学博士
日本麻酔学会 日本ペインクリニック学会
日本麻酔学会認定 指導医、機構認定麻酔科専門医
日本麻酔学会
