平成27年度 医学部5回生(臨床実習)
研修期間:H27.11

丹後中央病院での実習を終えて

 今回の実習は、丹後中央病院消化器内科のM田先生のもとで2週間勉強させて頂きました。丹後中央病院はとても綺麗な病院で設備も充実していて、また福利厚生がしっかりしている病院だなと感じました。

 実習の内容としては、上部・下部内視鏡検査、ERCPなどの見学や、外来見学、病棟の回診などで、その他に課題として各週1例、計2例の症例についてのレポート発表、加えて大量の課題プリントを頂きました。

 内視鏡室での見学では、内視鏡の手技や各患者の疾患について学びました。内視鏡は、早く、正確に、かつ患者の負担がなるべく少なくなるようにする必要があるというM田先生の言葉が印象的でした。10月ということもあり人間ドックの方も多かったのですが、ほとんどの方は内視鏡検査を受ける必要のあるなんらかの理由があり、内視鏡検査を見学しながら同時にその疾患などについて勉強することで多くの知識を得ることができました。また、内視鏡室ではM田先生、看護師さんやクラークさんがスムーズに連携を取り合いながら和気藹々と検査を進めているのを見て、すばらしいチーム医療の一端を学ぶことができたと感じます。

 外来見学や病棟回診では非常に多くの患者を限られた時間内で診なければならないということがあり、これまでの実習で見てきた中で一番処理が速いと感じました。M田先生の頭の回転の速さとバイタリティーにはもちろんのこと、クラークさんの紙カルテの処理や看護師さんの守備範囲などにも驚きました。

 レポート発表は忙しい中1人につき30分以上かけてアドバイスや考察内容の補足などをして頂き、非常に勉強になりました。特に消化器内科特有の言い回しや検査については分からないことが多かったので丁寧に教えて頂けてありがたかったです。

 実習最終日の前日には、M田先生にご飯に連れていって頂きました。先生のキャリアの話やプライベートな話が聞け、自分の将来を考えるにあたってとても参考になるものでしたし、その時間自体が最高に楽しいものでした。

 このような充実した実習を経験することができ、指導して頂いたM田先生、内視鏡室の方々と丹後中央病院の方々にはとても感謝しています。どうもありがとうございました。