平成29年度 研修医(地域医療研修)
研修期間:H29.06

地域医療研修

 地域医療研修に際し、私は丹後中央病院消化器内科で一ヶ月間研修の機会をいただきました。私自身、将来は消化器外科医に、と考えているためM田先生のもとで内視鏡を学ぶというのが一ヶ月の研修目標でした。研修内容としては週一回の外来日以外は一日中内視鏡室でGIF、CF、ERCP、EUSなどの検査から早期胃癌、早期大腸癌のESDなどが経験でき、大変充実した研修内容でした。M田先生はとても温和で話しやすい指導医だったため、研修医ながら内視鏡所見や治療方針などディスカッションさせていただき大変勉強になりました。

 また丹後という土地は大変自然に恵まれており、毎週末海に出かけてはサバ、アジ、キス、アコウ、スズキ、カサゴ、メバル、キュウセン、ワタリガニなど様々な魚?を釣り上げて丹後Lifeを満喫しました。その結果、肌は黒くなり、内視鏡のスタッフの方々にもすぐに遊びに行ったと見抜かれてしまいました。食事も美味しく、特に網野町のピザ屋さんのシェフはナポリピザ世界選手権大会第2位の実力者で海鮮ピザはとても美味でした。

 と、話はついつい余暇の過ごし方に向かって行ってしまうのですが、もちろん地域医療のことも。お一人で丹後中央の消化器内科を守られているM田先生のお力はもちろんのこと、周りのスタッフの方々もとても力強くM田先生をサポートされており先生の日頃のご指導の賜物なんだろうなとついつい感銘を受けてしまう自分がいました。日に70人の外来、月に300件の内視鏡検査、20人余りの病棟、それに加えて緊急処置を切り盛りするのはとても大変で、そこには様々な医療スタッフが介入し、水準以上のものを提供する。地域チーム医療の一つの型を見た気がしました。

 M田先生、とても貴重でかけがえのない研修をありがとうございました。また今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。