令和3年度 地域医療研修の感想
研修期間:2021.10

この度はお忙しい中、1ヶ月間の研修を受け入れて下さりありがとうございました。
丹後中央病院は峰山町の地域医療を担う病院で、私は消化器内科で研修させていただきました。消化器内科の常勤医は1〜2人ですが、検査の件数は多く、予防医学にも力を入れているのが特徴的でした。
実習では消化管内視鏡やERCP、EUS等の手技を多数見学することができ、来年から消化器内科医となる私にとって大変勉強となりました。その他、内科救急対応や膠原病、漢方まで幅広い分野を学び、充実した研修を送ることができました。今後学ぶべき事がまだまだ多くあると実感し、気後れもしますが、医師として一生学習を続けたいと思いました。
また上級医の先生は、専門分野に限らず患者さんの様々な訴えに真摯に向き合う姿勢が印象的でした。日本では、特に大きな病院の診察室で、患者さんの細かい訴えは専門外や不定愁訴として扱われることも多いです。消化器内科の分野を超え、患者さんの悩みに向き合う様子を見て、ジェネラリストに憧れ医師になった私としては身が引き締まる思いでした。
看護師さんや医療クラークさんは非常に優秀な方々で、膨大な仕事量を笑顔でこなしておられました。ある意味研修中一番驚いた出来事かもしれません。医療はスタッフ全員で支えられているのだと改めて感じました。学年の近い後期研修医の先生にも親身に接していただき、何でも質問できる存在で頼もしく感じました。
最後になりましたが、暖かく接して下さった先生方、スタッフの方々に感謝申し上げます。
                           (関西電力病院より地域研修)