令和4年度 地域医療研修の感想
研修期間:2022.08

3週間消化器内科で研修させて頂き、病棟業務や内視鏡検査見学、外来見学など経験することができました。

内視鏡室ではスタッフの方の人数は少なく毎日忙しくされておられながらも、上部下部消化管内視鏡はもちろん透視下の胃瘻交換やERCP、ダブルバルーン内視鏡、肝生検など、スタッフの皆様が協力されスムーズに多くの件数の処置が行われていました。1日中検査を見学できる機会はこれまでなかなかなく、毎日自分で診断をつけてみて先生のつける診断と照らし合わせながら学ぶことができました。また、手技のコツや内視鏡診断のポイントなど多くのことを教えて頂き、介助に入ったり実際に内視鏡を触ったりと手技に関わる機会もたくさん頂けました。今後消化器内科を専攻するにあたり、確実な手技の獲得と、根拠をもった診断ができるようになるために、より学習に励まなくてはとモチベーションが高まりました。日々の検査・治療については、特殊な外注項目の血液検査などを除けば、特に医師過疎地域であるからできなくて困るということは無かったように感じました。

外来見学では、消化器内科疾患の治療にとどまらず全身の症状に対して診察・処方されていたのが印象的でした。特に漢方についてはこれまでなじみがなく、学習して少しずつ使えるようになれたらと思うきっかけとなりました。

期間中に救急外来の対応をする先生に同行する機会もあり、先生方の人数が少ない分、診療科を超えて協力されているのがよくわかりました。

院内で職員の方とすれ違うたびに挨拶が交わされ、医局内では他科の先生方ともお話する機会があり、とてもアットホームな環境でした。特に消化器内科、内視鏡室や外来の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。


                            (京都桂病院より地域研修)