令和4年度 地域医療研修の感想
研修期間:2022.12

2週間という短い期間の研修でしたが、その中でいくつもの学び、経験を得る事ができました。

消化器内科をローテートするのは初めてで、EGDCSといった基本の内視鏡検査から、ERCPEUS-FNA、バルーン拡張、ESDESTなどの多くの種類の処置も経験し、消化管内視鏡の難しさ、面白さを肌で感じる事ができました。消化器内科医がどのような業務をこなしていて、コンサルトする時に何も事前に準備すれば連携が上手くいくのかを知ることができました。自分が今後進む科に関わる胃瘻交換も上級医指導のもと、実際に手技をする機会をいただけました。

また、普段勤務する病院と地域の総合病院の違いも経験しました。全ての科で入院加療が可能ではないため、専門科以外の疾患も自分でマネジメントする力が必要でした。先生がたにサポートいただきながら病棟管理する経験は、内科ホスピタリストを目指す身として貴重な経験でした。相談に乗っていただいた他科の先生がたも親身で、たくさん助けていただきました。

他の研修医の感想にもありますが、職員の皆様がどこであっても挨拶をして下さり、疎外感を感じる事は一度もなく、温かい雰囲気をひしひしと感じました。忙しない病院という職場で落ち着いた時間が流れているように感じたのは、病院全体での取り組みの影響だと思います。消化器内科医師、消化器内科病棟、内視鏡室のスタッフの皆様には特にお世話になりました。

病院外の事ではありますが、秋から冬にかけての研修であったのもあり、京丹後のご馳走を堪能させていただきました。せっかくの研修なので、京丹後だけでなく、久美浜や豊岡なども訪れました。京丹後の方言は最初解読できない事もありましたが、患者さんや訪れた地域の方々とたくさん話をしているうちに少し話せるようになりました。「またいつでも戻ってきて」と声をかけられて嬉しかったです。

今後の医師人生に活かしていきたいと思います。お世話になりました。


                                           
                              (京都桂病院より地域研修)