教育体制について
当院の教育体制はⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのコースに分かれ、それぞれに目的と年間スケジュールを立て実施しております。各コースから次の段階へステップアップし、新人看護師からベテラン看護師、正職員だけでなく、パート職員など全ての看護師が、継続的に教育に参加できる体制としています。
看護師の教育には終わりはなく、最良の看護を実践する為にも、また看護師としての責務を果たす為にも自己研鑽は必須です。特に今年度については「看護部全体での教育の実践」をテーマに取り組んでいます。
Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | |
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研修内容 | ①入職時集合教育 ②月1回の研修振り返り ・基礎看護技術 ・フィジカルアセスメント ・BLS,ACLS ・心電図,検査関連 ・薬剤の基礎知識 ・感染管理 ・医療安全 ・接遇 ・看護倫理 ③看護観(※発表会) | ①月1回の研修 ・基礎看護技術(再確認) →経験が少ない技術振り返り (メンバーにて計画する) ②リーターシップ研修 ・フォローアップ研修 ③教育担当者研修 (プリセプター候補として) ④1年間の実践成果、次年度目標 (※発表会) | ①月1回の研修 ・自己分析、他社評価にて1年間の行動目標を決める。 ・看護倫理 ・リーダーシップ ②部署ローテーション ③1年間の実践成果、次年度目標 (※発表会) | ①キャリア4-19年 ・学研ナーシングサポート受講(※レポート提出) ・選抜者リーダーシップ研修受講 →伝達講習→3グループで実践(※発表会) ②キャリア20年以上 ・自己研鑽 →学研ナーシングサポートナーシングメソッド受講 (※学びレポート提出) ※看護研究 ※学会発表、書籍投稿 ※院内チーム活動 ※院内認定システム |
目指す姿 | ・基礎的な技術習得 ・専門職としての自覚を持つ ・安全に配慮した看護実践 | ・自己の看護技術を深める ・メンバーシップを意識した行動 ・自立した看護実践 | ・自己の看護を評価 ・リーダーシップを意識した行動 ・個別性や患者、家族のニーズに配慮した看護 | ・専門分野を深める看護実践 ・主体的な自己研鑽姿勢 ・部署、看護部全体での医療、看護の実践 ・最良の看護を実践する |
研修イメージ | 安全な技術の習得・実践 | 技術・知識を深める | チームとしての看護実践 | 専門性を深め、看護の質を高める |
・各年度ごとに年間計画を立案
・各レベル副師長1名、主任1名で担当する
・Ⅰ:看護観発表
・Ⅱ:実践成果発表
・Ⅲ:実践成果発表
・Ⅳ:学研ナーシングサポート、ナーシングメソッド活用し自己研鑽。学びレポート提出
・研修については原則時間内での実施とする
・看護部全体で今一度、教育体制を構築し、看護部全体で取り組むことを目標とする
・当院で学べる、育成できる環境を整える事が、看護師の定着、そして看護の質向上につながる
学研ナーシングサポート
学研ナーシングサポートによるオンライン研修も導入しています。
教育委員による集合研修と、オンラインによる研修を組み合わせ、より効果的な研修システムを準備しています。
職員毎にID、パスワードを発行し、PC、スマホ、タブレットを使用し隙間時間を活用して、約230テーマの研修を自由に受講することができます。
新人看護師だけでなく、全ての看護師のスキルアップにつながる内容となっています。
教育部教育について
看護部教育Ⅲ
「チームとしての看護実践」
目指すべき姿
- 自己の看護を評価
- リーダーシップを意識した行動
- 個別性や患者、家族のニーズに配慮した看護
看護部教育Ⅲでは各部署のローテーションを実施し、看護の視点を広げると共に、フィジカルアセスメントのステップアップを目指し、自分自身の看護の振り返りとして、症例研究に取り組みます。
院内での発表会も開催し、看護を形とし、その内容を共有するとを目的として1年間の計画を立案しています。
看護部教育Ⅳ
「専門性を深め、看護の質を高める」
目指すべき姿
- 専門性を深める看護実践
- 主体的な自己研鑽姿勢
- 部署、看護部全体での医療、看護の実践
- 最良の看護を実践する
看護部教育Ⅳではより実践的な研修を、計画し実践しています。担当講師は当院の師長、副師長で分担し、スタッフは自分自身が興味があるテーマを選択し参加します。
原則勤務時間内での研修開催となるため、また感染対策に留意するなどの目的で、一回の開催では参加希望者全員を集めることが出来ないため、同じ内容で複数回開催し対応しています。