副院長ブログ

令和6年度 教育体制

新年度が始まって、既に10日が経過しました。今年度も新たなメンバーを看護部に迎え、最良の看護を実践できる組織作り、職員の育成に取り組んで行く所存です。

特に新人教育の体制について、昨年度より大幅にプランを変更しました。詳細については準備が出来次第、HPを更新していく予定です。

教育体制、特に新人教育については各施設がそれぞれに計画し、実施する事が当たり前になっていますが、当院においてはその教育の目的や認識自体を変更し、今の時代に即した教育体制にバージョンアップすることが必要であると判断しました。

色々な考え方はあるかと思いますが、主体性を重視し、1年かけて看護師の基盤を構築しながら、それぞれの個別性に合わせた教育プランを計画、実施します。また教育する側の教育にも今一度焦点をあて、実施指導者を中心として、プリセプター、部署全体で教育を実践してくべく調整を進めております。我々が受けてきた教育が間違っていたとは思いません。あの教育があったからこそ、今の自分があると感謝していますが、少なくとも今の時代に即した教育とは言えないと思います。

本日時点で当院の新人看護師の配置部署は決定しておりません。現在は集合研修を実施しており、今後約2ヶ月半かけて、全部署をローテーションした後、配置部署の希望を確認し、最終的な配置部署が決定します。原則希望に添った配置とする予定です。配置場所が決まれば、そこから改めて年間の目標を立案していく予定です。

看護に個別性が求められるように、教育にも個別性が必要な時代であると私は考えております。大枠の目標、目的は共通であっても、そのに至る経過はそれぞれ違うはずです。そしてそう言った教育体制が今必要であるということを看護部全体で認識し、取り組んでいくことが必要であると考えています。専門職として、知識・技術は勿論必要ではありますが、人間性豊かな医療人を育成していく事も、医療、看護の質を向上させるためには必要です。今年度の新人看護師が一年後どのように成長しているかを楽しみにしながら、今後も看護部全体で取り組んでいきたいと思います。


チームコンパスの導入

令和5年度となり、こちらのブログも定期的に更新を進めていこうと思います。

COVID-19が5月より5類感染症に分類が変更となり、この3年程のCOVID-19の対応にも一旦は区切りが付くかとは思いますが、まだ不確定なことが多い状況です。今後も必要な対策に留意しながら、病院、看護部の運営に取り組んでいく所存です。

令和5年度の当看護部の大きな取り組みの一つに、「チームコンパス」の導入があります。看護記録・看護計画は看護業務の中でも簡略化が難しい業務です。その看護記録・看護計画を患者の状態に合わせたパスシステムを用いることにより、標準化と簡略化を実現するためのシステムがチームコンパスです。

出典元:INNOXIA

リンク先  チームコンパス | INNOXIA

看護師の業務負担の軽減、そして標準化と効率化を目指し、1秒でも多くの時間を患者様の側で看護を実践することのできる環境を作り、看護の質の向上を目指します。

このチームコンパスの導入についても、こちらで経過を情報発信していきます。

その他にも、看護部の運営や様子、私自身の取り組みなど発信していきますので、宜しくお願いします。新年度になり看護部のHPのリニューアルの準備も進めていきます。リニューアルまでもう少しお待ちください。